3月17日職員研修を実施「こんな時どう対応しますか?」
一口に創造活動といっても、児童・生徒の個性によって対応はそれぞれ異なってきます。
そこで次のような設問で対応につて話し合いをしました。
「かさこ地蔵」のお話の絵を描きましょう。
ご存じだとは思いますが。じさまが雪の中のお地蔵様5体に「じさまの売り物の笠を4つかぶせ、残りの1体に自分のかぶっていた手拭いをかぶせる」という展開で、最後にお地蔵様が恩返しに「正月用のお餅など屆ける」というお話です。
ある子が「あ、間違えちゃった、お地蔵様6体描いちゃった」と言ってきました。
ではどのように対応しますか?
① 「そうだね、新しい紙をあげるから描きなおしたらいいよ」
② 「そうか、あなたはどうしたいかな」
①を選んだ人の意見−「お話しの絵だから、お地蔵様は5体しか出てこないのだから描きなおさなくてはいけない。」
②を選んだ人の意見−「創作活動に正解はないのだから、その子の判断に任せるべきだ。」
こんな意見にまとまるまでに、20分程かかりました。
武田の実体験
ここからは武田の実体験です。
武田は②「そうか、あなたはどうしたいかな」
を選びました。
その結果、その児童は少し考えてから
「そうだいい考えがある」
と言いながら創作活動を続行しましました。
4体には「笠を」1体には「手ぬぐいを」そしてあと1体には「自分の帽子をかぶせて」作品を完成させました。
その絵が研究協議会で大論争になったのです。
① 「図工の作品といえども、文学作品に忠実にすべきであり、評価してはいけない。」
② 「かさこ地蔵を読み込んで自分なりの解釈で完成させた図工作品である。これぞ創作活動の神髄である。」
ちなみにHPのイラストにかさこ「地蔵の絵」が載っています。
ベテラン美術教師の論争を聞きながら、創作活動のすばらしさを実感できた時間でした。
研修を受けた結論
研修の結論は、「子どもの様子をみながら対応するように心がけましょう」そして「情報共有に努めましょう」としました。